特保のコーラとか烏龍茶 - 大北太地のブログ

特保のコーラである「メッツコーラ」が最近販売開始され、２日で年間販売目標の半分を売り上げたらしい。水溶性の食物繊維を配合する事で、急激な血糖値の上昇と脂肪吸収の抑制効果があるようだ。
【５０万ケース突破…キリンビバレッジの「トクホコーラ」、年間販売目標の半数を２日で達成】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0427&f=column_0427_007.shtml

どれぐらい効果があるのか気になった。wikipediaによると特定保健用食品と言うのは、医薬品ほど効果がないものに付くそうだ。（数千万の費用がかかるらしい）
ざっと調べた感じだと難消化性デキストリンの効果をハッキリと書いたエビデンスとか見つからなかった。PubMedは面倒で調べてない。

ただ、黒烏龍茶に関するデータは見つかった。
【食品安全委員会の黒烏龍茶についてのデータ】
以下抜粋-------------------------
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_kurouroncha170127.pdf
本食品の摂取に伴う脂肪の吸収阻害は最大で摂取量の７%程度と計算されている。

- - - - -

【黒烏龍茶の公式サイト】
http://www.suntory.co.jp/softdrink/kuro-oolong/lesson/lesson3/page1.html
以下抜粋-------------------------
実際、食事といっしょに黒烏龍茶を飲むと、飲まなかった時に比べて、食後の血中中性脂肪の上昇が約20%抑制されるという結果が出ました。

- - - - -

脂肪の吸収阻害は最大で摂取量の７%程度と言う事なので、それを元にビックマック食べた時、カロリーがどのぐらい抑えられるのか計算してみた。
【マクドナルド　ビックマック】
http://www.mcdonalds.co.jp/quality/basic_information/menu_info.php?mid=1210
以下抜粋-------------------------
エネルギー556(kcal)
たんぱく質25.5(g)
脂質30.2(g)
炭水化物45.5(g)
食塩相当量2.8(g)

- - - - -

30.2×0.07＝2.114(g)
脂質は1gあたり9カロリーなので、19カロリーぐらいを黒烏龍茶を飲む事で抑えれると言う計算になるが・・・摂取カロリーを抑えるって意味だけだと、ご飯一口分のカロリーすら抑えれてない事になる。

糖尿疾患の人とか、血糖値の上昇を抑える事が大事らしいので、その辺の人に意味があるのだろうか・・・？
メッツコーラも摂取カロリーを抑えるって意味だと同じぐらいなんじゃないだろうか？同じ特保だしね。

新たな疑問が出てきた。
仮にカロリーの吸収を半分にする商品を使用した時、通常の食事の量では摂取カロリーが下がり過ぎて、追加でどんどん食べる必要が出るし、腹が減って今まで食べ過ぎていたのなら、カロリーカットする意味なくないかって疑問も出る。
運動してた人が急に運動やめても、食べる量は運動やめる前と同じになりやすいみたいだから、それと同じような現象が起きて、結果太りやすくなるって事がありそうな気がしないでもない。

まあ、健康食品に頼ってダイエットしようとする人は、そもそもあまりやる気がないので、ずっと痩せる事なくダイエット商品を気にしてる人が多いような・・・。

【追記12/05/05】
メッツコーラは水溶性食物繊維（難消化性デキストリン）を使ってるが、イージーファイバーは難消化性デキストリンが主成分で、糖質とナトリウムがわずかに入っている。しかも無味無臭で寒天のように固まらないので、どんな飲み物にも入れられるメリットがある。（食事と一緒で初めて効果あるので、弁当とコーラとか組み合わせが微妙じゃない？この時点でも、お茶に溶かせるイージーファイバーが有利な気が・・・。）

【小林製薬　イージーファイバーの成分】
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/ef/index.html

価格差を調べてみた。
メッツコーラ480ml（150円）　　5.4g（1gあたり28円）
イージーファイバー缶（2625円（amazonだと1840円））　250g（1gあたり11円（7円））
1g辺りの難消化性デキストリンの価格差は21円。メッツコーラはマック辺りが商品のラインナップに加えればありがたそうだが・・・。
ただ、ダイエット目的だと効果薄いと思われるので、それなら粉寒天買って、空腹満たす方がかなり有効な気がする。