良い言葉、頭の良い人

山本 五十六(やまもと いそろく、1884年-1943年)は、大日本帝国海軍の軍人の言葉。
『やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』




なんか、良い言葉だ。
ふと、人はどうすると動くのか?考えていた最中だったので、余計良く感じた。普段は、こういう言葉を聞いても、そう心が動く事はないんだけどなぁ。
最後の人は実らずも、ちょっと気になる。実るかぁ、考えた事なかったし、どんな意味かハッキリとも分からんし(笑)でも、感謝され信頼されれば、満たされるものがあるだろうなぁ。





そういや前回の記事で、「すべき仕事をする最低限の知識は必要なものの知識の量より、ロジカル思考と選別眼やアイディア勝負だなぁと改めて思った。」と書いたみたが、これが高いレベルで行えてる事が、頭が良いって事だよなぁって、また思っていた。実際業務を行うのに、難解な数式を解く必要が出る事なんてまずない。研究職とかあるかもしれないが。
説明されないと分からない・気が付けない・出来ないじゃ、自分が主体で仕事が出来ないと言ってるようなもんだしね。まあ、型に嵌まりきったルーチンワークを行うだけなら問題ないが・・・。
着眼点とか、アイディアに結び付くかとかって、業務を行うベースの知識と、その解決方法とを結びつける間接的な知識の有無だと思う。これは意図的に学びにくいので大変かもしれないが、ある程度自分でフィルタは掛けれるはずなので、早い内にそのフィルタの精度を上げて情報収集してる人が強そうだ。
学歴は良いのに仕事が出来ない人は、間接的な知識が欠けて、業務にあまり関わりのない知識が豊富にあったりするかもしれない。
要領の良い人は、ベースとなる知識と間接的な知識が高い位置でバランスが取れている必要があるのだろう。












ちなみに、僕が書いてある間接的な知識と言ってるのは、『間違いだらけの学習論―なぜ勉強が身につかないか』に詳しく書いてある。確か、認知心理学をベースに話が進んでいたような気がする。なんだか、気に入ってしまっている本です。これがきっかけで認知心理学に興味を持った気がする。
この本に書いてあった調査で、10gの鉄を3つを縦に重ねた時の重さと、10gの磁石を3つを縦に重ねた時(磁力で反発して2つは浮いてる状態)の重さを答えさせると、両方30gなのに間違える人が続出したようだ。要するに反発した時の重さがどうなるのかと言う、間接的な知識が欠けている為に起こった事。知っていれば、ただの足し算なのに。まあ、こんな説明とか書いてたりします。




後、この本に書いてあった事で、「勉強を簡単に出来るようにするには、教科書を厚くする必要がある」がある言ったら、著者は本気で言っていたにも関わらず周りの人に笑われた。今より説明を多く書いた方が理解がしやすくなるから、教科書を分厚くするべきだと言っているだが、確かに思い当たる。僕も国家試験勉強してる時に、買ったテキストが分厚かったが内容が収まりきってなかったり、説明不足で訳分かんない部分があったりで、テキストの倍ぐらいの情報を他のテキストやWEBで探した事があった。分かり易くなるなら、絶対に説明や内容を充実させた方が良い。こういう経験があれば笑えなそうだが・・・。