澤口俊之

澤口俊之。僕がなぜか気に入ってる脳科学者です。
たぶん、話の裏づけをなるべく説明しようとする態度に惹かれているのだと思います。言いにくい話でもズバっと言うし、キャラクターも面白い。ブログの語り口も好きな感じだ。暇な時はぜひ読みたい。




先々月あたりから勉強方を学ぶ延長で、認知心理学脳科学を意識し始めていたので、澤口俊之さんのHQに関する研究内容が結構気になります。(ちゃんと知りたいなら、その知りたいレベルに合った専門家の文章を探す事も有効だと最近思いました。一次資料、二次資料、三次資料と参照してる資料が一次から遠ざかり過ぎないのも目安になるかも。浅いレベルの情報が氾濫してる分野に有効かも)
澤口さんのブログより引用--------------------------------------------
HQは,やや卑近にいえば「社会的な成功」や「人間組織(企業を含む)の発展」,そして子供での「学力アップ」や「社会規範育成」に結びついた脳機能である。抽象的にいえば「人間的な人間」に成るために必須な知能である(だから,HQはHumanity Quotient,人間性知能なのである)。

                                                                                                                                      • -


で、amazonで澤口さんの本を探したりしていた訳なんですが、澤口さんのブログにはamazonが大嫌いとの一文が!理由はレビューが酷いから。それは大いに納得。まあ、似たような事ではyahooの知恵袋でも間違った回答がベストアンサーになってる事がザラにあるし、一般の人が自由に書き込めるので仕方ないですよね。ただ、良いレビューには感謝したいぐらいだとの一文も書かれてあって、僕も同じく感謝したい。僕からすれば、その人のおかげで良い本と出会えるので。





後、チラッと澤口さんのブログ読んだら、面白い記事を見つけました。脳トレブームで脳を活性化させるのが良いとか言われてるけど、それは高齢者にほぼ限られるようだ。「成人でワーキングメモリ能力を伸ばせば,脳(とくに前頭連合野)はより活性化しなくなる」との事。活性化しないでも、脳は能力を発揮しているので、活性化=脳の能力アップではないようです。



後、澤口さんのHPで、澤口さんの主要書籍について、自身で青文字でコメント書いてます。このコメントが所々笑えます。
抜粋----------------------------------------------------------------
本書は,実は,「脳教育3部作(総枚数1500枚以上)」の第1部で,本来なら,第2,3部と続くはずだったが,「難しい+売れない」ということで,この第1部しか出版されなかった(虚しい・・・)。(本当に読んで欲しかったのは第2部と第3部だったし・・・)

                                                                                                                                      • -

『アマゾンが嫌いな理由』
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2007/08/070803.html
『だから科学者はやめられない』
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2006/10/post_16.html
『主要著書』
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/