勝間和代 VS 西村ひろゆき

今日新たに面白い物を発見!
『デキビジ「勝間和代 VS 西村ひろゆき」』って知ってるだろうか?勝間和代は一言で言うと経済評論家。西村ひろゆきはあの有名な2chを作った人。この二人の対談をしていて、WEBで見れる。知り合いから聞いていたのだが、Twitterでも紹介してる人を発見!二人共知ってるし、これ結構話題みたいだし見てみました。





そうすると、想像を絶する面白さ!対談の内容は『インターネットの匿名性』、『若者の起業促進』、『国民幸福度』。見る前はなんか2chと言えば、匿名性がどうとか結構騒がれたし、ユーザも若い層が中心になってそうで、アングラでろくでもない情報が多い、そんなイメージがある中での上記テーマに対しての西村さんの発言。これは興味あるし、どんな人柄でどんな思考をしているのか自体も興味があった。それに対して勝間さんが切り込んだり、纏めたりするって構成なのかと思いきや・・・











理論的に話す西村さんと、理論的に話そうとするが、相手の正しい所を認めたくないのか、西村さんの理論に負け続け話が色んな所飛びまくるし、『写像』と言う言葉の意味を知らない西村さんに『だめだこりゃ』とあからさまに相手をバカにする発言。確かに、勝間さんは著書の中で自身が短気だと認識してるような記述もあったし、テレビで見てる感じでも、短気なんだろうなぁと思っていたが・・・。これ程までかと、勝間さんの醜態を凝縮したような印象を持った。後、イラッときた時、見下す時の勝間さんの作り笑顔が怖い・・・。



著書の中でマッキンゼーにいた頃だったか、勝間の話は分かりにくい、とよく言われフレームワークと言う話の枠組みのような物?を勉強し、分かりやすい話が出来るようになった、そのような事を書いていたが・・・。たぶん、学ぶ前ってこんな感じで話が飛んでいたのだろうなと容易に想像が出来る。




それに対して、西村さんの頭の切り替え、話の切り替えし方の上手さが光る。それに威圧的な勝間さん対して、優勢にも関わらず低姿勢な西村さん。西村さんが、大人ですっげぇ良い人に見えます。多分、知識量からすれば勝間さんが上なんだろうけど、その根底をあまり考えず、その根底部分を考えている西村さんが圧勝。IT業界で例えるなら、ダメなSEと優秀なプログラマのような印象(笑)











でも、勝間さんは自分の得意分野で余裕があると理路整然と話せている、僕の想像だが、私生活では、苦手な相手で劣勢な状況なら多分話を打ち切り逃げているが、今回はテレビだし逃げれない状況に追い込まれてる。その追い込まれた勝間さんがとった対応が話を色んな所に飛ばして劣勢な話題をうやむやにしたり、私はこう思うとわざわざ仕切りなおして感情論に持っていったり。今回は上手く西村さんが軌道修正してるが。この追い込まれた人間がとった対応こそがこの動画の面白みと言えると思います。
 ドラマや映画ってどうしても、主人公の行いたい目標があり、そこに邪魔する障害があるからドラマになる。その目的の強さが強い程、障害の大きさが大きい程、面白みも増す。ロミオとジュリエットの主人公の目的は家族を失ってでも彼女と結ばれたいと思う強い思いと障害は長年続いた血を血で洗う両家の争い、そんな目的と障害があって面白さがより強くなる。




今回の場合は、主人公勝間は自分に対して高学歴でエリートコースを歩んできており、強い自信とプライドを持っている。2chと批判や愚痴などの負のエネルギーの温床になってるようなサービスを展開してる(実際、2ch絡みの多数の民事訴訟も起きている)男の指摘を受け入れるような事は出来ない。自分の理論を認めさせる。と言う目的。
 ただ、対談の場は完全に西村さんの圧勝。勝間に対して乗り越えられない障害となった。そこでの勝間のとった愚かなまでの目的を達成しようとする頑固さが面白いのかもしれない。
 ロミオとジュリエットも悲劇だけど、ある意味これも勝間さんにとっては悲劇としか言いようがない。そう思うと今まで自分のポリシーに愚直に頑張ってきた彼女が、金さえあれば出来れば働きたくないと言う西村さんに完敗する。その時の気持ち思うとちょっと切ないのかもしれない・・・。まあ、知り合いがこんな感じで話したら迷惑な事この上ないけどね・・・。







俳優を目指していたせいか、こんな事を考えると結構気になって長々と書いてしまいました(笑)





『デキビジ「勝間和代 VS 西村ひろゆき」』
http://say-move.org/comeplay.php?comeid=67906