2つ前に書いた記事の本

「間違いだらけの学習論」を読み終えました。
僕が好きな本である事には変わりはないが、読み難いと思いました。
ちょっと興奮して、苦なく読んでいたので前の記事書いてる最中は読み難いなんて思わなかったようだ・・・





この本は簡単に言うと、認知構造を多角的に考える事で、正しい学習方法を示している本でした。
前半は、大学生に入試問題に相当する問題?を解いてもらい正答した人と誤答した人の学習方法の違いから、有意味化の重要さを説明。
異なる2種類の動物に二つの事象を起こし、動物が二つの事象をどう捉えているかなどの説明から、認知構造の説明へ繋げています。
後半は、認知構造を多角的に説明していました。ここで説明されている法則的知識、接続用知識、個別的知識を正しく理解させる事で、「知っているけど応用がきかない」「できるけど理解してない」、相手の認知構造を意識して教育する、詰め込み教育の一般的に言われてる事が誤解である、受動的な教育は良くないかなどが、どういった事なのかを説明していました。



自分と考え方が違う部分もありましたが、著者の主張に影響はない範囲なので、特に気になりませんでしたし、実験内容も載せてあるので、どういった結果からどういう考えをしているのか自分自身でも考えれる点が、僕のお気に入りです^^








基本的な事?なのか、書いてある内容を元に実際に活用するにはどうすれば良いのかと考えた時に、かなりの疑問が出てきました。
認知構造はどういったものかの説明があったが、どういう具合で構築していけば良いのか法則的知識、接続用知識、個別的知識を意識して学習するよりもっと踏み込んだ学習体系のようなものはないのか?
「理解」した場合の記憶の再生率は、エビングハウス忘却曲線と比べると、どうなるのか?そんな研究結果はあるのか?などなど


後、あんまり関係ないけど、法則的知識、接続用知識、個別的知識の関係ってニューロンに似てるなぁって思ってたら、脳の中身や神経でどのように情報を伝達してるのか?個別知識と法則的知識は瞬時に接続用知識で結びつかず、理解するのに時間がかかることがあるが、脳でどのような処理が行われているのか?考える時に血流が多くなったりしてる事で、活性化してるとテレビでよく見るが、脳で何をする為に血流が多くなっているのか?などなど




やたら疑問が湧きました・・・
ただ、あんまり深く追及すると利得が時間の割に少なくなりそうだし、どこから追っていけるのかよく分からん・・・wikiでちょっと認知心理学とか教育心理学とかみたら、心理学者の名前が載ってるので、そこからその人達の研究内容を調べて、その辺から追うべきか・・・と言うか、この辺の分野全然知らないのでざっくりと知りたいと言う好奇心も出てくる・・・優先順位は低いのでたぶん他の事をやってる内に好奇心も冷めるだろう(笑)






後は、結構前から、どれだけ仕事などの成果に反映出来るかを意識してたんだけど、なかなか難しいね〜、本を読んだからって仕事が急に出来る訳でもないし、もどかしいもんだ。・・・と言うか学んだ内容を活かす機会や活かせてる感じもあまりないのが、問題のような気がする。問題が見えにくいからと、問題を厳密に特定せず、漠然と特定の能力を上げたいとかって思ってるのが原因のような気がする。ちゃんと分析しなきゃなぁ・・・