是枝 裕和監督

深夜番組に『誰も知らない』の是枝 裕和監督が出演してた
ちょっと話が面白そうなので、僕は見ていた



僕も『誰も知らない』を観ていたので話を聞きながら
観た時の事を思い出していた
確か、主演の子がカンヌの映画祭で最年少最優秀男優賞を
受賞してた事を思い出した
そういや、演技が良かった
あの時、監督が上手いんだよって思った
たしかに、主演の子の事務所はメソード演技を取り入れた
レッスンもしてるけど、監督の力量ですぐに台無しになる
型にはめようとする演出ならなおさら




だけど、是枝監督は想像していたよりも
メソード演技的な演出法をしており
それ活かし見極める目があるようだ
『誰も知らない』の撮影時は、子供に台本を渡さなくて
口頭でこうやってみて、みたいな感じで撮って行ったらしい
その都度、演出法を変えてるらしいが
監督が求めてる物はどの作品も同じリアリティだしね
ドキュメンタリーをずっと撮ってたらしいから
そのやり方を活かしたような事を話してたが
根底にメソード演技の考えとマッチするんだよな〜
あの考えをメソード演技とかを学ばずに
あの領域まで高めれたなら、凄い才能だな




まあ、こんな話をしてるけど、リアリティってのが好きって
訳じゃなく、心がリアリティに動いていれば
俳優への演出が誇張気味でも、そんなに気にならないし
全体の演出とのバランスが合っているのがいいんだよね




きっと是枝監督なら、僕の知る俳優達の才能を
映画と言うフィールドでは最大限に活かしてくれるのだろう
是非、そんな作品を見てみたいって思う