テレビで細木数子が璞(←あらたま、と読みます。
意味は1、掘り出したままで、まだ磨いていない玉。
2、その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。
細木さんが、たましいと言うと、テロップでこの字が出てました)
を育てるのは、食だと言っていた



細木さんが、よく話してる事だが、今日は半分聞き流しながら聞いてた
なんか、家族と食事を食べる事とか話してたみたいだった
知らないうちに、僕も考えていたようで
家族、食のキーワードで、一番強く引っかかった事は
親父の手料理だった



それは、中学の時だったと思う。親父が居酒屋をオープンして
そこで、親父の料理を食べた
多分、それ以前に食べてると思うけど、記憶にない
ただ、覚えてるのは、親父が仕事で料理を作ってるのに
家に帰っても作りたくないって言葉だけを覚えてる
まあ、僕は結構忘れっぽいからね〜
その時、親父が料理している所を、ちゃんと見たのは初めてだった



その時は、異常な違和感を感じたね
その時まで、親父とは、まともに話した事がなかったし
いつも疲れていて機嫌が悪く、いつキレるか分からない存在だったから
小学校の頃は、親父が帰ってきたら、兄弟全員で、自分達の部屋に
非難してたぐらいだった
後から聞いた話だが、その当時は親父も母さんも大変な時期だったらしい



その親父が、自分の為に料理を作ってるんだから
ホント変な感じだった
しかも、めっちゃ旨いし(笑)
なんだか、親父の人間的な部分を初めて感じたように思えた



まあ、その後も、高校卒業するぐらいまでは、あんまり話すことは
なかったな。覚えてるのは、スジを通せ、女に優しくしろ、喧嘩は強い奴に売れ
後は、喧嘩やり方と頭のいかれた奴だけは、相手にするなって事ぐらい
その喧嘩の方法が、かなりエグかったので
ここで書くような内容ではないけどね




そして、東京に出て、メソード演技を学び、親父を見た時
見えなかったものが、色々と見えた
親父が考えてる事や、感じている事とかね
親父に対する考えが変わったって言うか、なんとも言えない衝撃があったな
もちろん、良い意味でね
まあ、家族と食のキーワードで、こんな事を思った訳です