練乳

ついでに僕と練乳との出会いを。
それは僕が小学生二年生の頃、友達の家の中。
僕たちはいつものように、遊んでいた。よく遊びに来る家で古く散らかっていて、なにやらその家は独特の臭いを発していた。なりよりトイレが超くさかった!僕はそのトイレが許せなかった。なんたって僕はその頃、掃除大臣だったからね!
まあ、僕は普通の家とは違うと思っていた。
そんな家の食卓で変な物を発見した。見たこともない変なチューブ真ん中にプリティーな牛。なんだこりゃ?

僕はこの上なくそそられたね。だって醤油とか置く場所の隣にあるんだよ。その醤油や塩とはあまりにも掛け離れたデザインに何に使うのかサッパリ分からなかった。まず、食べ物だって気が付いたのは、誰かが舐めてるを見てから!おいしいよねーとか言いながらさ。俺も舐めてみたい。
舐めてみると・・・!
素敵な味が口一杯に広がってゆく。
もっと沢山欲しい!でも、みんな既に別の部屋へ。置いて行かれまいと、追い掛ける僕。それから練乳との再開は何年も後の事だ。
その時からあのぼろくて散らかった家が羨ましかった。

友達って言うのは、今の親友。まさかこんなに長い付き合いなるとは。親友よ、ボロイ家とか言ってすまん。