目が覚めた

今ねー、寝てたら目が覚めて、なんか腹減ったバナナ食べてたの。
そしたらさ、オヤジの事をまた思い出してさ。
オヤジもすぐに目が覚めて起きてはお菓子食って、また寝るんだ。
オヤジがそうゆう風になったのは、今の俺の年ぐらいで、やっぱり仕事を頑張って無理してたワケ。
その頃、オヤジは母さんと駆け落ち、定職に就いてないのに俺が生まれて、食べる物さえろくに買えず、母さんが稼ぎ出る人が食べれないと、仕事もろくに出来なくなるからって、自分の食べるご飯をオヤジ食べさせたりするぐらい切羽詰まってたんだ。

なんか、俺も一時期メシが食えないぐらいヤバイ時期あった。物乞いはしなくて済んだが、自動販売機の下の小銭はよく拾いに出掛けてた。

そうなったのも、全部自分のせいなんだけどね。貯金が全部なくなった時に一年もバイト出来ないような怪我したりさ。

んー、寝る!
眠くなってきた。
その前にバナナもう一本食べてから。

うまい。バナナとコーンフレークなんだか、目が覚めたら食べる物として自分の中で定着してきてる。
気が付けばまた一本!太るかなぁ?
腹一杯になっちゃった!
よし!寝るぞ!